COVID-19 新型コロナウイルス:正しく怖れ、クラスター感染を回避しよう!

«不安を善玉に変え、正しく怖れる!»
イタリアにおける新型コロナウイルス感染者・死者数の増加傾向をみていると、このウイルスの威力に恐怖心を抱くのは、ごく、自然のことです。死者数を低水準に抑えている日本とはいえ、心を緩めるのは時期尚早。クラスターを追跡できないと、欧州の様に拡大しかねません。

新型コロナウイルスは人類の知恵を試している

 今日我々が見ているこの感染症の感染者数のデータは、感染から発病に要する潜伏期間と発病から診断され報告までに要する期間も含めて、その約2週間前の新規感染の状況を捉えたものにすぎません。すなわち、どこかで感染に気付かない人たちによるクラスター(患者集団)断続的に発生し、その大規模化や連鎖が生じ、オーバーシュート(爆発的患者急増)が始まっていたとしても、事前にはその兆候を察知できず、気付いたときには制御できなくなってしまうというのが、この感染症対策の難しさです。

引用元:新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年 3 月 19 日)  

欧州ではロックダウンしても、感染者数・死者数増加を止めることができません。『クラスター』という新型コロナウイルス感染の特徴を知り、早期に、クラスターを発見する対策をとらないと、感染状況を制御できない。欧州では、暗澹たる日々が続きます。この数字をよく、ご覧ください。

COVID-19 coronavirus

数値引用元:https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

3月14日:英国の感染者数は日本の感染者数を超えたものの、死者数は日本の半分に止まる。

3月15日以降:英国の感染者数・死者数は一挙に増加傾向を辿り、低水準に抑える日本の推移から離れ、欧州型の増加傾向を辿る。

3月23日:ロックダウン指令。

3月31日:日本の死者数は 56人。英国は1408と日本の25倍超、イタリアは3月半に中国全土の死者数を超え、月末の死者数は 11591人まで拡大しています。

日本で死者数を抑えているのは、クラスターを追跡し、潰してゆくという日本政府の戦略が奏功しているのでしょう。

4月に入り、日本の感染者数は増加していますが、医療関係者のご尽力により、感染者の死亡率(上表Aの数字)は、1.57%の低水準にあります

今、ここで気を緩め、イギリスの様な感染者数増大・死者数増大にならないように

英国の轍を踏まないようにするにはどうすればいいのでしょう?

If there is something to be done—do it, without any need to worry
if there’s nothing to be done, worrying about it further will not help.
ダライラマ法王猊下が引用されたアドバイスです。

できることがあります。経済封鎖を回避できるよう、クラスター感染拡大を防ぐ!
3つの条件が重なる場所を避け、
手洗い・換気・他者との間隔2mをお守りください。

新型コロナウイルスの特徴

日本の一部の情報は素晴らしい!

イギリス国内で政府指令を守らない無知な方々が多く、感染抑制の意味を知ってもらうため英語で発信しています。

☞ 宜しかったら、英国の状況を参考になさってください

感染経路につき、専門家の説明を検索しておりましたら、山中伸弥教授が、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長・尾身茂先生に、非常に分かりやすい言葉で、緊急インタビューされた動画に出会い、拝見。専門用語ではなく、誰にでもわかる説明に感動しました。

SNSは素人のデマ情報ばかり、ニュースは不安を煽る内容なので、専門家委員会やWHOからの情報に絞っています。

ご紹介します。 ⟱⟱

尾身先生のご説明の概要を、引用として記載、まとめておきます。

クラスターって何?

5人の集いがあり、5人全てが感染者となりました。不思議なことに、5人のうち、4人は自分は感染しても、なぜか、他の人に感染させないのです。ただ、1人だけが、飲み会やジムやライブハウス(3つの条件が重なる場所)に行き、何人もの人にうつしてしまう。

この流れが次々に連鎖し、局所的にバーン!局所的にバーン!と、クラスターを介して集団感染を起こしてゆく。その繰り返しで感染が拡大してゆく。

ここが、新型コロナウイルスの特徴だそうです。

限られた人が、特定の場所に行ってクラスター(集団感染)を起こす。

現時点では、二次感染させない4人と、感染を拡大する1人の特徴を特定することはできない。誰かはわからないが、クラスター感染の連鎖を起こしやす場所は解っている。それは

(1)換気の悪い密閉空間
(2)多くの人が密集
(3)近距離での会話や発声

連鎖を断ち切るには、集団感染が確認されたケースに共通する3の条件が同時に重なる場所を避けることです。

一方、インフルエンザは5人の感染者がいたら、5人とも症状がでて、1人程度にうつす可能性が高く、あちこちでじわじわと感染する。

ここが、新型コロナウイルスとの違いだそうです。

重症者の肺炎はインフルエンザの比ではない!

超高齢化社会の日本の対策は、致死率を抑えること。

  • 日本では、新型コロナウイルスの致死率は、65歳以上の致死率は1%位、20-64歳で0.15% 程度、20歳以下はほぼゼロ。
  • 高齢者と基礎疾患者のリスクが高い。
  • 感染確認者のうち、80%は軽症:風邪程度。14%は重症:半数が回復、6%が人工呼吸が必要な重篤。

新型コロナウイルスは、ウイルス自体が肺を破壊して、一気に人工呼吸が必要になる。風邪のような症状が1週間続き、その後、良くなる人と、急激に悪くなる人に別れ、一旦悪くなると、一気に悪化、入院期間が長くなる。

インフルエンザの死因は肺炎より、合併症を併発した関連死。誤嚥性肺炎など2次的病気を併発。症状は1−3日で早い。

学校閉鎖の意義

2009年の新型インフルエンザの日本の死亡率は圧倒的に低水準。その理由の一つは学校閉鎖。感染拡大の一番強い牽引力は学童。学校で感染するため、学校を閉鎖することで家庭内感染や社会を守った。

学童の症状は軽くても感染はありうる。学校閉鎖は、家庭内感染の拡大で、同居する高齢者への感染を防ぐ意義がある。

全く新しいウイルスだから、情報収集段階。プロアクティブな対策が必要なのですね。

科学的根拠を求めた批判を時々、目にしますが、COVID-19は人間がデータを集積する時間を与えてはくれません。

政府のアドバイスは専門家集団の知識と情報の集結なのですから、ご自身を守るために、他の方の命を守るために、是非、素直に従ってください。

PCR検査の判断基準

PCRキャパシティーを伸ばす努力を続けているが、現時点の基準は

  • 4日位、熱が下がらない時、相談して医師の判断で検査。
  • 初日から息切れや強いだるさがある時は別。
  • 高齢者は別。

抗原抗体反応:スワブで色が変わる簡単な検査。早期開発を望む。

新型コロナウイルス終息のゴールは?

  • 政治:クラスターを早く見つけ、叩きのめす努力・人材補充。
  • 医療現場:医療体制を整える。
  • 国民一人一人が、気を緩めず、ガイドラインを守る!

・ゴールは、死亡率を抑える。
・ピークを抑え、医療崩壊を防ぐ。ワクチン・薬の開発を待つ。
・3つの重なりを避ける。散歩、外での運動は問題なく健康維持のため必要。
・ワクチンや薬ができるまでは感染率を抑え、終息ではなく共存。

イギリスはロックダウンに入りました

イギリスは感染者増大を阻止できず、
23日より、ロックダウンに入りました。

医療関係・食品・薬・消防・警察など所謂、
Key Worker以外に対し、業務停止命令。

ビジネス経営者にとっては、
固定費は出るのに、収入がない。
企業・経営者・経済にとって大変な状況です。

ただ、イギリスの凄いところは、地方政府は
Business Rates(ビジネス不動産に課せられる固定資産税)
1年間支払免除、税務署は付加価値税支払繰延を、即、
発表していること。

ビジネス閉鎖を乗り切るための補助金も、
6月に出る模様。

それまでの間、手元資金で賄うことになります。

新型コロナウイルスの特徴はクラスター感染

新型コロナウイルスの特徴は、クラスター感染。

3つの条件が重なる場を避ければ、
感染リスクを回避できると
尾身先生はおっしゃいます。

日本の様に大方の方々が、国のガイドラインを守れば
ロックダウンは防げるかも知れません。

国のガイドラインを守る!

欧州人にはこれができない。

クラスター追跡を視野に入れ、
共に住む家族単位で過ごすようにとの指令、
外出禁止令が、はっきりとでているのに

  • 私どものガードナーが車で来たのです⁉️ お帰り願いました。
  • 若者が2台の車で国立公園の駐車場に乗り入れ、1台の車に入り密会、
  • 祖父母が子供の家を尋ねランチを一緒にしたり、

感染を防ぐか否かは、人間の知恵。

重症化するか否かは、
個々人の免疫力が試されている。

この生意気なウイルスは
人間の知恵や体を試しているかの様です。

免疫力強化

免疫力強化は、まず、ヨーガです

1つのポーズをつくったら、
横になってシャバアーサナ。
交互に繰り返し、リラックス感を得る。

ここが大切です。そして

  • バランスのよい食事
  • 睡眠
  • 正しく怖れる(恐怖心は免疫力を落とします)

感染しても、8割方は自覚なく通り過ぎると言われています。

COVID-19を正しく怖れる

  • 石鹸手洗い20秒。
  • 顔を触らない。
  • 人との距離は2m。
  • 3つの条件が重なる場所を避ける。

クラスター感染について尾身先生は
わかりやすい表現で解説なさっています。

ここがわかると、なぜ、Stay Homeが、
今、必要であるのか理解できます。

経済停滞

イギリスは今、経済がストップ。
人の動きを止めているからです。

それでも、ネット注文の物流システムは稼働し、
スーパーは稼働し、医療関係も稼働しています。

イタリアの様に無制限に広がると
クラスターを潰してゆくことができません。

今、我慢して、感染者数・死者数を抑えることが先決です。
命があれば、経済を回復させることはできるのですから。

まとめ

くすりやワクチンの臨床実験が成功するまでは、もう少しの間です。

日本人の素晴らしさが、ここまで上手く、感染を抑えてきました。春になり、桜を見たい。経済活動をしたい。そのお気持ちはよくわかりますが、今、ここで気を緩め、イギリスの様な感染者数増大・死者数増大にならないように。

経済封鎖を回避できるよう、しっかりと、クラスター感染拡大を防ぐため外出を控え、手洗い・換気・他者との間隔2mをお守りくださいませ。

中高年の方は特に慎重になさってください。1家族ごとで過ごすことが、今、できる最高の感染予防策の様です。

ご心配が膨らむことと拝察しますが、
どうぞ、正しく怖れて、お気をつけてお過ごしください。

大丈夫。人類の知恵はこの危機を乗り越えることができます!

早く、COVID-19の感染が収まりますように🧚

体が持つ免疫力を信じて
皆さまどうかお大事にお過ごしくださいませ。

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