«お悩み» 大怪我をして漏電するような激痛が下半身に走ります。
モルヒネを使っても、寝てるのが物凄く辛い。中毒になるのが怖いから、朝と晩、2回の使用におさえているのですが、もう、苦しくて、泣いてばかりです・・・
寝たきりの辛さは、経験したことのない方には、わかりません。
皆さん、寝ている間に、動きますでしょう。あれは、ベッドの中で、寝返りを打ちながら、体をのばして、しっかりと、筋肉・関節など、からだのコリをほぐしているのです。
寝たきりの方は、自分で動けない!つまり、体をホグセないから、非常に辛いのです。
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私、痛みを我慢できません!
痛みは「ここに気をつけなさい!」という体からのシグナルですから、痛みを感じる機能があるのはありがたいこと。
とはいえ、痛みは辛いです。私は、痛みを我慢できません。
だから、落馬で背骨を折って寝たきりの時、動けるようになるまでは、痛み止めに頼りきりました。私の場合は、中毒になることはなかったです。
今のあなたにできることがあります
あなたの傷が癒えて、リハビリができる様になるまでは、我慢せずに精一杯、痛み止めに頼っていいですよ。その上で・・・
今のあなたにできることがあります。それは、イメージ・トレーニングと丹田呼吸です。この2つ、ぜひ、TRYしてみてくださいね。
イメージ・トレーニング
ヨーガを長年やっていたので、ベッドの中で、全く動けない状態でしたが、イメージの力を使って、足の指を動かし、足首を回し、片足を曲げて、上半身を前に倒す。イメージでヨーガを続けました。だって、寝ていて痛みが辛いだけで、できることがないのですもの。
ヨーガのご経験がなければ、ストレッチのイメージをつかったり、森を気持ち良く散歩したり、海で泳いだイメージでもOKです。
これは、予想外に大きな効果がありました!
実は、このイメージ・トレーニング、偉大な効果があります。
イメージの力をつかって、体を動かすと、寝たきりでも、生命エネルギーが流れるのだと思います。体のそれぞれの部分は、脳の特定部分としっかりと、つながっているからですね。
立つ・座る・歩く・床に横たわる。この基礎動作回復に1年かかると主治医に言われたのですが、怪我の後、3ヶ月がほぼ、寝たきり。その後、リハビリ開始時には、左腕は凍結。全く動かない。立って腰を前に曲げられない。棒状態!
歩き方・座り方・水に浮く練習から始めて、わずか、5ヶ月で逆立ちを除く、ヨーガの動きが全てできるまで回復したのですから。お医者様は、非常にびっくりしていらっしゃいました。
寝たきりでもできる丹田呼吸法
- 片方の手のひらの親指をおへその上に置き、指を締める
- 反対側の手のひらを、その下に置く。ここが丹田
- 仰向けのまま両手を丹田に、かるくのせる
- 首肩の力をぬいて息をゆっくりと、なが〜く、鼻からはいてゆきます
- 丹田のへっこみを、手のひらで感じることができます。女性の方は膣を軽くしめる様な感じにすると、動きがつかめると思います
- 吸う息は、自然にお腹にはいるので自然に任せます
これをくりかえすだけ。
次第に、心と体が一つになり、リラックスしてきます
『宇宙の無限のエネルギー(プラーナ)が体の中にドンドンふり注ぎ、私は今、静けさの中で癒されています』とイメージしてください
とても気持ちが良くてスーッと寝むりに入ってしまいます。
丹田呼吸は最高のツール
丹田呼吸が効くのは痛みだけではありません。パニックアッタク・激昂(げっこう)や不安、心のざわめき。抑えきれない感情が湧いてきたら、頼りになる丹田呼吸を使いましょう。呼吸があなたをしっかり、サポートしてくれます。
元気のでる呼吸法を復習しましょう
- 仙骨をたて、背骨をまっすぐ
- 首肩の力を抜き、みぞおちの力を抜き
- 息を、鼻から、勢い良く吐く時にお腹が、へこんでいますでしょう?
- 下腹部、足の付け根近くにもへっこみを感じる事ができると思います。ここが丹田。
いつでもどこでもできる丹田呼吸法
立っていても、椅子にすわっていても、できます。通勤電車のなかでも、仕事中でもできます。ただし、椅子を使う時は、軽く腰掛け、背もたれは使わないように。
- 背骨をまっすぐ首肩の力をぬく
- 仙骨を立て背骨をまっすぐに
- イメージの力を使って、頭の天辺と両足の裏から息を(鼻から)丹田にむかって、ゆっくりと吸い込んで行きます
- 丹田を引っ込めながら、鼻からゆっくりと、なが〜く息を吐いて行きます
- 吐く息とともに首肩の力がさらに抜けて行きます。
これを数回繰り返すだけ。
吸気の時に軽く目をとじてもOKです
呼吸はいつもあなたと一緒。最高の味方です
感情を抑えられない! 気分が収まらない!
そんな時には丹田呼吸をつかって、自律神経のバランスを取り戻し、気をしっかりと、納めてしまいましょう。
体は感情の声を本当に、よく聞いていて、反応してきます。悪玉感情が、とり変えることのできない大切な体に、ダメージを与えてしまっては大変です。
一番大切なのは、あなたの健康なのですから。
あなたが健やかで、心おだやかでありますように!