辛い時には「私、一体、何に拘っているの」と聞いてみよう!

ある方と話をしていて・・・

  • 突然、悔しさがこみ上げてきた
  • 怒りを止められなかった
  • 相手に対する失望を隠せなかった
  • 憎しみを感じた
  • 羨望感一杯で、相手の成功を喜んであげられなかった

こんなご経験は、どなたにでもあることですね。その場は丸く収めても、腹の虫がおさまらない。そんな時には、あなたご自身に質問をして、こころの曇りを晴らしてしまいましょう。

こだわり思考から柔軟思考へ

日々の出来事は、他の事象や、他の方々の言動とつねに繋がっていて、あなたに『さて、あなたなら、どう、対処する?』と人生からの問いとなって出現してきます。

目の前の現実を、ご自身のエゴをとおしたこだわりの目で見つめると、巨大な障壁としてあなたの前に立ち憚かる化け物となります。

処が、柔軟思考で見つめるてみると、歩道のわずかな、亀裂にしかすぎないのでつまづくことさえありません。どちらを選ぶかは、結局、あなた次第なのです。

相手を批判していませんか?

確かに他者の言動はあなたの人生に影響を与えます。

でも、たとえ、どんな環境に置かれても、結局は、ご自身の意思決定や行動の責任は、あなたにあります。あなたが状況に直面し、考え・判断して、行動に移しているわけです。

ですから・・・
『あなたのせいで・・なった』 とか
『お前のせいで・・・できなかった』ということはありえないのです。

きつく響いたらごめんなさい。でも、これって、単なる責任転化、言い訳けにすぎません。いくら、理由付けをし、自分の頭に言い聞かせみても、内なる真のあなたは、自分が言い訳をしている。という事実をはっきりと、捉えています。これでは、あなたに、おだやかなこころは訪れません。

あたまの中でどんな言葉を使っている?

例えば、こんなネガティブな思考が潜んでいませんか?

  1. 家族を養えないなんて男じゃない。あなたが、男としてしっかりしてくれてたら、こんな危機は避けられたはず。すべてはあなたのせい。あなたさえ、しっかりしていてくれたら
  2. 資金繰りがつかない。このままでは家も家族も失い人生おしまいだ
  3. 失敗したら近所の笑いものだ。嘲笑の的になるのは堪えられない。おれはダメな奴だ

1は責任転化ですね。

別に奥様が稼いではいけないなんて法律とか社会規則は、一部の国を除き、存在しません。ご主人だって人間です。人生辛い時期があるのですから、奥様がお健やかなら、お仕事をしてサポートする。という選択があります。

2はAwfulizing・Catastrophising

本当に資金繰りつきませんか?

ビジネスにCash Flow問題はつきものです。角度を変えて一緒に調べてみましょう。第一、あれもこれも失うって、決まったわけではないです。心配するだけでは何にも解決しないばかりか、本当に思考が現実化してしまいますよ。

健康さえあれば、なんでもできます!

3はLabeling・Over-generalizing

失敗して何が悪いのですか?
第一、失敗したことのない人間なんて、誰一人もいません。

それに、バカな判断をして失敗したからといって、これまでの人生、すべての行動がダメなんてありえません。挑戦されたあなたは偉い!『おれはダメな奴だ』なんて、言えないと思いますが。

こころのつぶやきに柔軟性を加えると

1の現実に直面した柔軟思考は

もう少し、男としてしっかりしてくれたら嬉しいけど、落ち込んでいる彼も辛いだろう。家族なのだから、今回の危機は一緒に乗り切ろう。しばらく、私がサポートしてみる!それでもダメなら、その時に考えればいい。

2の現実に直面した柔軟思考は

資金繰りはきついけど、調達方法を調べよう。心配してみても何にも解決しない。サー、受注を増やす努力をして、この時期乗り切ってみせる。

健康に感謝。健康だから乗りきれるぞ。

3の現実に直面した柔軟思考は

周りは、良い出来事でさえ、面白がって、いろいろ悪い噂をするものだ。

みんなの笑いものにはされたくないが、くだらない噂話なんて、意味のないこと。ぜんぜん、気にかける必要はないさ。

たとえ、今回、失敗に終わっても、これまでのおれの経験や実績が消えるわけじゃない。いずれ、成功してみせる。

まとめ

ある困難な現実に直面した時、こだわり思考があなたのこころを占有すると、悪玉感情が膨らみ、問題を強大化してしまうので、効率的な判断を下したり、問題解決に対処する行動をとることができません。

でも、こだわり思考の代わりに、私たちには、柔軟思考を選ぶことを今日、学びました。あなたも、こだわり思考に気づいたら、こころのつぶやきに、早い時点で、柔軟性を加えてみてくださいね。

あなたが、健やかで、こころ穏やかでありますように

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