写真出典:Youtube 晩春
«仕事か家庭か» 適齢期も過ぎ、子供が欲しいのですが、一緒に暮らしたい人に出会えずにいます。仕事に満足し、幸いなことに、一人で生きられる年収はあります。ただ、私の性格ではシングルマザーは無理。結婚したいと思える相手がいない、いい男に会えないのが悩みです。仕事は続けたいし・・・。私、高望みが過ぎるのでしょうか?
仕事か家庭か?
能力のある女性が、今でも、こんな選択に迫られるなんて!
男女機会均等法施行以前に大学を卒業した私と何ら変わっていない。
この現実を知り、驚愕しています。
家族と共に生きる幸せ
自分で考える能力のある女性は、学問・研究だけでなく、仕事ができキャリアを積める人です。結婚していようが、していまいが、子供を持っても、持たなくても、しっかりと人生を歩める方です。
家庭を持たない生き方・子供を持たない生き方は、若い時は、確かに気軽でいいのですが、共に助け合い、成長しながら、人生を一緒に築いてゆく伴侶や家族のいない人生は、齢を重ねると本当に寂しいもの。どんなに強がったって寂しいものです。
ですから、あなたには、家族と生きる人生をお薦めしたい。
結婚相手
20代半ば、結婚を考えていた私に、今の私がアドバイスするとしたら・・
- 知的にも肉体的にも、健康な生活習慣をもつ男性
- 価値観を分かち合える人
- 自分でやりたい事を持ち、努力している男性を選びなさい。
その方なら、今、お金がなくても、地位がなくても大丈夫。
人生を共に生きる相棒としては、学歴や年収、職業、見かけなど、全く価値がない!
そう断言し、アドバイスします。
自分の命を繋ぐ人生の宝物
30代後半、仕事を楽しみ、キャリアを積んでいた私に、今の私がアドバイスするとしたら・・
- 体外受精を受けてでも、30代で子供を持ちなさい!
- 家族の力を借りること。仕事も家庭も両立できます。
家庭を持ち、キャリアを積み、やりたい様に、生きたい様に人生を歩み(勿論、他者に迷惑をかけず、少しでもお役に立てる様に心掛けながら)、健康で、今でも学び続ける事ができる有難い日々を感謝し過ごしていますが、閉経期を迎える直前、どうしても自分の命を繋ぎたくて、色々と努力を重ねたものの、残念ながら、子供を授かりませんでした。
愛を注ぐ相手は二匹の猫。
看取った後、今は、二匹の犬です。
どうぞ、知的にも肉体的にも、健康なナイスガイに出会い、可愛い赤ちゃんを抱きしめ、子供を育む貴重な時間も、仕事を通じ自分を育む時間も両方とも手に入れて下さいね。
女性が仕事を続けられる社会制度と税制
働き手が足りないから、移民を入れる。という自民党の移民政策。欧米、特に、この十年程の欧州諸国の混乱状況を学べば、文化・伝統の維持を困難にし、社会不安を招く岸田政権の愚策であることは明確です。
実に、簡単な解決方法があります。
女は家庭に入れとか、キャリアウーマンは子を持たぬという、おかしな『偏見』『差別』を手放し、優れた日本女性を社会に活用すること。政府主導で社会体制を、整えればいいのです。
日本女性は気配りができ、学びを重ねる努力家で、高い能力を備えています。国民の半分である日本女性が、仕事を続けられる社会制度と税制を整えさえすれば、労働者不足は即、解消し、日本経済は必ず活性化します。
- 1979年、Japan AS Number Oneから
- 2020年代後半には、Japan IS Number Oneに!
日本経済は強く再生し、国民の生活は必ず豊かになります。
小津安二郎監督
英国やフランスの友人の間で、非常に高い評価を得ている小津安二郎監督の作品。
戦後、GHQの支配下に置かれ、日本の大切な文化や道徳観が、次第に削ぎ取られていた時代に、人としての大切な価値観、美しい日本の文化・風景をしっかりと映像に残してくださった小津監督。国籍を問わず多くの方々が、心を打たれる映画・脚本です。
晩春:幸せは自分たちで作りだすもの
お見合いでお父様も高く評価する男性と婚約し、結婚を控えるお嬢さんが
『私、このままお父さんといたい。こうしていることが一番幸せなの。お嫁にいったって
これ以上の幸せがあるとは思えないの』
父親は穏やかな口調で一人娘に話しかけます。
『それは、違う。お父さんの人生はもう、終わりに近いんだよ。お前たちはこれから新しい人生がはじまるんだ。二人で作り上げてゆくんだ。それが人間生活の歴史の順序というものなんだ』
『結婚していきなり、幸せになれると思う考え方がむしろ間違っている。幸せは自分たちで作りだすものなんだよ。結婚することが幸せではない。新しい夫婦が新しい一つの人生を作り上げてゆくことに幸せがあるんだよ』
『お互いに信頼するんだ。君が私に対して示してくれたその暖かい心を相手に持つんだ。そこにお前の新しい幸せが生まれてくるんだよ。君ならきっと幸せになれる。お父さんはそう信じているよ』
このお父様のように、人生の意味を教えることのできる大人になりたいものです。