ストレスに強い体質を作り、穏やかなこころで日々を過ごす
これは、決して難しいことではありません。
身体から入り、短期間であなたを根本から変えてゆく感情マネジメント。そのツールの一つが、あなたの生活習慣を変える1日30分のストレス解消プログラムです。
毎日、朝15分と夜15分。外部からの妨げをすべてシャットアウトし、自分時間を作る。こころの動きを眺めながら、身体の感覚に意識を集中してゆきます。大切な体の声を聞き、今、この時の、あなたの限界をこえない。
そんな貴重な習慣が、身につきます。
次第に、自律神経のバランスが戻り、深いリラックス感を体験。辛い感情に振り回されることがなくなり、自然体で楽に、生きてゆけるようになってゆきます。
こころをしつけたり、感情をマネージするには、認知力をつかうより、身体の感覚を使う方が、短期間で効果を得られるからです。
感情マネジメントとは
数多くのリサーチ・ペーパーが、その治療効果を認めている認知行動療法には、2つの理論があります。
Aaron T. Beck博士の Cognitive Therapy (CT)と、Albert Ellis博士の Rational- Emotive and Cognitive Behaviour Therapy (REBT)。両者の一番大きな違いは感情の扱い方。CTでは感情の強さ(Quantity)を判断基準にしますが、REBTでは感情の質(Quality)を基準にしています。[注1]
悲しい出来事に直面すれば、ネガティブ感情を感じるのは人間として当たり前。ネガティブ感情も大切なあなたの感情です。
ただ、ネガティブ感情には悪玉と善玉があるので、考え方や、現実の見方を変えることで、あなたが抱く、現状への対応を妨げる悪玉感情を、現実をあるがままに捉え、うまく対処できる善玉感情に変える。そのツールを提供するのがREBT。感情マネジメントそのものの理論です。
そして、体は、感情の声を本当によく聞いて、敏感に反応してきます。
ですから、体の声を聞く事は、ストレスを軽減し、自然体で健やかに過ごすための必須条件なのです。これを、短期間で可能にするのがマインドフルネス
怒り・憂うつ感・不安・焦り・嫉妬心・羨望感・羞恥心・罪悪感。モチベーションがわかない・自尊心が持てないなど、すべてのネガティブ感情は、どなたでも、悪玉から善玉にシフトさせる事が、十分に、可能なのです。
ありがたいことに、ストレス起因の様々な感情が引き起こす倦怠感・睡眠障害・痛み・自律神経失調症など。感情が引き起こす体調不調も次第に整ってきます。
ストレスに強い体質をつくり、健やかな身体、穏やかな心で日々を過ごす。私が提案するのは、体から入り、あなたを、短期間で根本から変えてゆく感情マネジメントです。
すると、これまでは、パニックで、うまく対応できなかった場面に出会っても、穏やかさの中で状況を把握し、判断してゆく。他者を思いやりながら、機能的な行動がとれるようになり、周囲とも、無理なく、調和しながら、とても生きやすくなります。
体も、あなたが注意を向けてくれる事をとても喜び、生命エネルギーに満ちた健康体を取り戻すことができますよ。
[注1]
Cramer, D., & Frong, J. (1991). Effect of rational and irrational beliefs on intensity and “inappropriateness” of feelings: A test of rational-emotive theory. Cognitive Therapy and Research, 4, 319-329
David, D. Schnur, J., Birk, J. (2004). Functional and dysfunctional feelings in Ellis’ cognitive theory of emotion: An empirical analysis. Cognition and Emotion, 18, 869-880.
Ellis, A. & DiGiuseppe, R. (1993). Are inappropriate or dysfunctional feelings in rational-emotive therapy qualitative or quantitative? Cognitive Therapy and Research, 5, 471-477
David, D, et al., (2005). An Empirical Investigation of Albert Ellis’s Binary Model of Distress. Journal of Clinical Psychology Vol. 61(4). 499-516
David, D., Schnur, J., & Birk, J. (2004). Functional and dysfunctional feelings in Ellis’cognitive theory of emotion: An empirical analysis. Cognition and Emotion, 18, 869–880.
Backx, W. (2003). REBT as an intentional therapy. In W. Dryden (Ed.), Rational emotive behavioural therapy: Theoretical developments. Hove, East Sussex and New York, NY: Brunner-Routledge.
Backx, W (2010). The Distinction Between Quantitative and Qualitative Dimensions of Emotions: Clinical Implications. Journal of Rational-Emotive & Cognitive-Behavior Therapy March 2012, Volume 30, Issue 1, pp 25–37
何事もなく、平穏無事に過ごせた1日に感謝!
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理学修士 伊藤 悦子【認知行動療法(CBT)・マインドフルネス】
サイコセラピスト(心理セラピスト)
◊ AREBT 英国AREBT協会公認会員
◊ 英国サイコセラピスト協会公認会員
英国の国際金融街Cityで大手スイス銀、大手邦銀にて、証券リサーチ、不動産ファイナンス、M&A、法人営業マネジャーとして20年活躍。
インターナショナル・バンカーとしてのキャリアを通じ、経営者の皆様との日々の接触、法人営業時代に培ったビジネス感覚・実務体験、実際のビジネス経営者としての経歴が、仕事のストレスの根源把握を可能にしています。
認知行動療法・理学修士。ビジネス経験豊かな心理セラピスト。
Jon Kabat-Zinn博士から、直接、マインドフルネスのプロフェッショナル・トレーニングを受けた数少ない日本人。認知行動療法はWindy Dryden博士、ヨガは望月勇先生と、各分野のトップからの直接指導。