【中高年の引きこもり問題】恥という悪玉感情が孤立を招く!

写真出典:英国政府ホームページ

真の障害者や弱者を支援してゆく体制

Wealth and individual responsibility

How could we respond to many calls for help, unless we have first worked hard and use our talents to create the necessary wealth.

We are all responsible for own actions, we can’t blame society.

If we disobey the law, we simply can’t delegate the exercise of mercy and generosity to others.

Baroness Thatcher

1980年代のイギリス

BREXITで大荒れ、真のリーダーを求める英国。今、BBCがサッチャー政権の足跡をたどる番組をシリーズで放映しています。

1980年代には、労働者の長期に渡るストで機能しない・競争力を失った瀕死状態の英国という国を

どんな環境に生まれても、自分に与えられた能力を最大限に生かせるように努力する人が報われる。自由と平等に満ちた社会。

を目指し、変革に力を注ぎ

その結果、生まれる富が、真の障害者や弱者を支援してゆく体制につながると考えていた当時のThatcher首相。

Trade Unionのストですっかり競争力をなくしていた英国を立ちなおし始めた頃、1986年にロンドンの金融街Cityで金融革命(Big Bang)がおこり、イギリスに活気が戻りました。この時期、英国で仕事を始める事ができたのはとっても幸運。英国に住まいした当初から私は、マギーの大ファンです。

彼女のいう言葉には説得力がありました。

それは、リンカンシャーのGreengrocer(八百屋さん・食糧雑貨商)の娘で、階級社会の英国では首相になる家柄ではない。質素倹約と自己責任、絶えまぬ自助努力の精神を崩さずに階級社会・男性ドミネイトの当時の英国で、ミスを捉え女性を潰そうという政界で、あれだけの偉業を成し遂げたのですから。

これ以上、愛する我が国がダメになってゆくのは耐えられない。変えなければ!

という使命感と

後進のためにも男性社会に負ける訳には、行かないという決意が、夜中の3時頃まで仕事漬けの生活を支えていたのだと思います。

今でも労働者層や、彼女の政敵だった方々は彼女を非難します。

でも、

ご自身の言動が伴った彼女の生き方を否定できる人は、まず、いないでしょう。

Fairな社会とは

世に言われるような
富裕層優遇政策を採ったのではなく

国が面倒みてくれるからと、競争力や効率を考えない産業は改善が必要

同様に、健康体であるにもかかわらず、国が面倒みてくれるからと、何にもしない人は努力が必要。それがあって初めて弱者を支援できる。

と理路整然とした方針なのです。

子供たちや弱者をいたわる慈悲の心も、お持ちの方でした。

凡人であるわたくしは、システムに太刀打ちできないと、諦めがちだったのですが、マギーの言動を見ていると諦める事は自分を否定する様に思えたのものです。

私にもできる!  与えられた能力を使い、男性社会の中で、私なりのやり方で戦ってみる事ができたのは、マギーの影響だったと思います。

中高年齢層のひきこもり問題

日本も、今、少子高齢化社会に向かっています。

その中で、8050問題が顕在化しているのですから、行政がどこまで支援できるのか、問題点も多いことでしょう。

でも、その前に、真面目な日本人の気質が、世間体や周りの目を気にしすぎて、人様に迷惑をかけられないと、助けを求めるより、孤立して親子で最後まで苦しむ事を選んでいるのではないかと心が痛みます。

孤立しない体制づくり

 ひきこもりの方たちの中には、精神疾患を抱えた人がかなりの割合でいると思います。⇒ 行政の支援が不可欠でしょう。

 仕事や人間関係の社会的ストレスに耐えられず、社会からひきこもった方が多いと報道されています。⇒ 早い対応で、十分回復できます。放っておくからドンドン自信がなくなって長引いてしまうのです。

どんな環境に生まれても、自分に与えられた能力を最大限に生かせるように努力する人が報われる。自由と平等に満ちた社会

その結果、生まれる富が、真の障害者や弱者を支援してゆく体制につながる。

長年社会に貢献してきた方々はもうすでに、十分、義務をはたしているのですから、困った時には行政のお世話になる。という選択肢を選べる社会にしたいものです。

決して甘えでありません

医師から精神障害の診断があれば、ヘルパーによる生活介助を受けたり、様々なサポートにつながるのではないでしょうか。

困った時には行政のお世話になるという選択肢を、自然に選べる国にしたいものです。

孤立を招くという悪玉感情

お近くに気になるご家族がいらしたら、やさしく、声をかけてはいかがでしょうか。

お相手は、恥という強い感情と、開示する不安から、頑なに事実を否定し『うちは大丈夫です』とおっしゃるかもしれません。

それは・・・・
恥という悪玉感情が、自分を孤立させる行動を導くからです。

世間から身を引くというような感じ

恥を感じても、少しづつ、サポートグループなどに参加して自信を取り戻して
いただきたい。と思います。

みんなでできる事をして参りましょう。

あなたが健やかで、心穏やかにお過ごしになります様に!

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