【怒り】敵意と憎悪の裏にあった【嫉妬】という感情

«お悩み»綺麗で男性に取り入るのがうまい後輩が営業課長職につき、私は昇進を阻まれた上、平のまま、バックオフィスに移動となりました。長年務めた私が、こんな理不尽な扱いを受け、無性に腹がたち、深い怒りを感じています。会社を訴えるつもりです。

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この方の一番の問題は他の感情にありました

ご自身が目指してきた課長職を後輩に奪われ、自信を失いフラストレーションを感じている怒りの感情。

怒りと御本人が表現する感情ですが、実は、その裏には自分が不公平に扱われていたという誤解から、自尊心が傷つけられたという痛みが隠れていることがあります。

あるいは、ご自身が手に入れる事ができなかった昇進や昇給を、年下の同僚が簡単に手に入れてゆくことに対する嫉妬や焦りの感情が隠れている可能性もあります。

どんな言動をとっているのか?

言動や思考を通じ、御本人の苦しみの根源。一体、どこに起因して、今、一番辛いのは、一体、何であるのかを、一緒に見つけてゆきます。

この方の場合、会社、特に、後輩に対する敵意と憎悪の度合いは想像以上でした。

怒りの裏にある感情と、根底にある思考を見つけることが必要なのです。

この方の一番強い悪玉感情は『嫉妬と羨望』

自己を追い詰めてしまう嫉妬と羨望という悪玉感情に焦点をあて、同じネガティブ感情でも、『羨ましい』『私も見習いたい』という善玉に変えながら、自分に有利になる行動が取れるように変えてゆきます。

この方の場合、怒りはいわゆる二次感情です。

とっても焦っていました

外資系から移籍してきた美人で若い同僚の営業成績がドンドン伸び、頭角を現している。

一方、自分は、営業目標を達成する事すらできない。同僚の様な華やかさが自分にはない。この事実を受け入れるのは、10年も先に入社したこの方には辛い現実なのです。

  • 自分にない魅力と、実力を持っている同僚
  • 自分には得られなかった課長職を手にした
  • 同僚は、会社からもクライアントからも大切にされている
  • 同僚への深い嫉妬・羨望から<悪玉感情>
  • 卑怯な手段を使って、相手の心を傷つけて復讐するという行動<悪行>
  • ついには、会社を訴える。敵意と憎悪の塊でした。

実際の出来事をもう一度、検証してみると

でも、この方が見ていた現実は、エゴという色眼鏡を通した誤りの姿。

  • 私も実績を残して、昇進したいと望んでる。
  • 後輩に遅れを取ったけれど、彼女は実績を確かに残した。
  • 彼女にはヒガミは微塵もなく、いつも笑顔だ。
  • 何より、先を越された事を、自分は悲しく思っている。

という事実を受け入れ・認めた上で

ご自身も新しい部署で頭角を表す様に、後輩の仕事ぶりを見本に務めてみよう。そのことにエネルギーを使おう。という思いに変える事ができました。

最後に

うらやましいという気持ちを受け入れて、自分も努力してみる。

頑張った同僚の実績を認めることができれば、不平等に扱われた。という誤解・怒りも次第に和らいでゆきます。

悪玉感情と訳していますが、因みに、英語では

  • maladaptive negative emotions
  • destructive negative emotions
  • irrational negative emotions
  • unhealthy negative emotions
  • dysfunctional negative emotions

などと呼ばれています。

妬みや嫉妬に起因する怒りに任せて、大切なエネルギーを、ご自身を深く傷つけてしまう行動に使うのは、限られた人生の時間を思うに、実に、もったいない。

現実をしっかりと検証し、どう行動するか。慎重に生きたいものです。

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