マインドフルネスを組み込んだマインドフル・プラーナ・ヨーガ

«ご質問»

プラーナヨーガのプログラムですが、望月勇さんの著書に、DVDが付属された似たような著書が出ておりますが、内容的に違うのでしょうか?

T.Yさんご質問ありがとうございます。

回答ですが、源は同じですが内容は異なります。

望月勇先生は私のヨーガの師匠で、人生の師です。望月先生のプラーナ・ヨーガはヨーガ指導書の視点から、私のマインドフル・プラーナ・ヨーガはストレス解消やMood Disorderを含む感情マネジメントのツールとして作成したものです。

経緯をご説明させていただきます。宜しかったら、おつきあい下さい。

守破離

最初の「守」は、指導者である望月先生とJon Kaba-Zinn博士のお人柄に触れ、教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。できるだけ多くお話しを伺い、行動を共にし、言動を学び、魂が共鳴できる価値観を、自分のものにしてゆきました。

次の「破」では、指導者にはない部分、すなわち自分のオリジナル要素を加味し、自分独自に工夫しながら、私独自の方法を作りあげる段階でした。

最後の段階「離」は、師を離れ、作り上げた独自の形を、今度は、私が他の方々のお役にたてる様、学んだ内容を発展させる段階になります。

プラーナ・ヨーガ 望月勇先生

望月先生は、私の人生の師です。

親元を離れ、英国の金融街Cityでのキャリア・アップがかなり進み、仕事のストレスの真っ只中にいた30代半ばにご縁をいただきました。魂の父親の様な存在です。

ヨーガ歴は四半世紀にもなるのですね・・(冷や汗)

MBSR Jon Kabat-Zinn名誉教授

CBTの修士過程では、実際の治療を録音、教授から、アドヴァイスを受けるのですが、クラスメートの一人から

”Etsuko, you truly practice Mindfulness!” とのコメントをいただき

”What do you mean by Mindfulness?” と聞いたことが、Jon Kabat-Zinn教授との接点を作ってくれました。 [注] 長くなるのでMBSRの説明はここでは省きます。

機会があれば、その分野のトップにお目にかかるのが私のやり方です。

早速、彼のスケジュールをチェックし、チューリッヒに飛び、彼の講義と丸1日のコースに参加。一番前に蓮華座で陣取り、一番最初にマイクの前で気づきを発表。

質問を続け、彼が真にブッダの法(四諦八正道)に基づいて、実践している。という真実を、参加者に向けた彼の熱意を伝える言葉で実感したものです。

心理治療の現場では、猫も杓子もマインドフルネスという風潮を懸念され・・

Be Authentic! If you are teaching Mindfulness based practice, you must be authentic. None of us can understand Mindfulness cognitively. Your practice must be underpinned by your own continuous daily Mindful practice. Otherwise, it might be good or even useful for some, but it will NEVER be Mindfulness.

Jon. Kabat-Zinn   personal communication

その直後、ニューヨークにおける8日間のプロフェッショナル・トレーニングに参加させていただいたのです。

話はそこで終わらず・・・

その折に、気づきとして、生意気にも『先生のヨーガはマインドフルだとは思えません。体の声を聞いていないからです』と言って、若干、ひんしゅくをかってしまいました。

長年にわたり、累計、何千人もの方が参加したトレーニングですから、Jonはとうに忘れているでしょうが、私は鮮明にその時のドキドキ感を覚えています。

でも、最終日には私の側にいらして、優しさに溢れた言葉をくださいました。

その時の写真が本記事の写真です。

Mindful prana yoga you practice, that is good.  As your practice is underpinned by Buddha dharma, you can do whatever you think correct as Mindfulness practice.

Jon. Kabat-Zinn   personal communication

このお言葉を支えに、自分の治療法に自信をもって取り組むことができました。

マインドフル・プラーナ・ヨーガ

これは、二人の師の教えを学び、私のスタイルとして発展させたものです。つまり、Jon Kabat-Zinn教授のMindfulnessの真髄を大幅に加味した派流。守破離のプロセスを踏んだと考えていただければ宜しいかと存じます。

プラーナ・ヨーガという源は同じでも、私は、ビジネスの知識をバックグランドに、ストレス解消や感情マネジメントの治療を行うpsychotherapyの主要ツールとして、心と身体の健康作りに欠かせない自分時間に、アーサナ・呼吸法・呼吸瞑想・ボディースキャンを織り込んだマインドフル・プラーナ・ヨーガを用います。

動画が生まれたのは患者さんの要望でした

患者さんの治療に使ううちに、文字の説明ではなく、動画が欲しいと。多くの患者さんからご要望をいただき、望月先生にご相談の上、プロに撮影していただいたのが、Gumroadを使ったストリーミング配信の動画でした。

望月先生は動画の監修をしてくださいました。感謝 🙏🏻

YouTube動画2023年版をご用意できましたので、ご紹介いたします。

【動画】マインドフル・プラーナ・ヨーガ ストレス解消プログラム 忙しい日々の生活や、仕事の人間関係など、目の前の厳しい現実...

自分の人生に責任をもつ生き方

世界的な少子高齢化社会の潮流のなかで、東京の1世帯あたりの人員が2019年5月1日付けの推計で、1.96人と2人を割りこみました。

さらに、総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合は28.1%。おおよそ、3.5人に1人が65歳以上ということになります。

出典:総務省統計局 統計からみた我が国の高齢者 – 総務省統計局(2018年9月16日付)

もう、他人事ではありません。

  • 元気で動ける身体。
  • 好奇心に溢れ、他者を思いやる。ゆとりある穏やかな心。

統計局の数字は、

心身の健やかさを維持し、一人一人が、自分の人生に責任を持つ心構えを、時代に要求されているということと、理解しています。

心の穏やかさを保つ自分時間のツールをお届けします

素敵なご縁をいただき、動画の編集やワードプレスなど、大の苦手意識を克服しつつあります。これまでの治療経験や、学びを通じ、何かお役に立てればと、こうして、発信できるのもご指導くださった方々のおかげです。

皆さま、お一人ひとり、それぞれの人生。

ご自身しか身体の声を聞くことはできないのですから、

自分時間をもつは、心の穏やかさを保つ必須課題となります

再編集し動画を1本化。お手頃な価格で、多くの方にご利用いただける方法を模索、現在、準備作業中です。暫く、お待ちくださいませ。

最後に

プラーナ・ヨーガという源は同じでも、私は、ビジネスの知識をバックグランドに、ストレス解消や感情マネジメントの一つのツールとして、マインドフル・プラーナ・ヨーガを使っています。

つまり、Jon Kabat-Zinn教授のMindfulnessの真髄を大幅に加味した派流。守破離のプロセスを踏んだと考えていただければ宜しいかと存じます。

ストレスを感じたら、深くて長い呼吸を使ってください!
By using a deep breath, you can be firmly grounded!

あなたが健やかで、心穏やかにお過ごしになります様に!

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