【スマホ依存症】あなたは大丈夫?ソシアルメディアによる洗脳とは

ソシアルメディア スマホ依存症

«スマホ依存症»

📲SNSの着信音が鳴らないと、疎外感を感じる。 📲インスタに投稿して、友達からいいね。が入らないと落ち込む。📲 毎日、楽しそうなふりをして写真をFacebookに載せないといけない。今日もできるか不安で仕方ない。

これは、お子さんから寄せられたお悩みですが、
大人の方々にも共通する症状ではないでしょうか?

人は、いつから、デジタルに使われる様になったのでしょう

デジタルは使うもの。ツールにすぎません。

デジタルは本来、使うものです。煩雑さを除去し、時間を節約できる。人類にとって、人生を豊かにできる有難いツール。そうです、あくまでもツールにすぎません。

  • グーグルマップのおかげで、道に迷う事がなくなった。
  • 手軽に聴けるアマゾン・オーディブルのおかげで古典長編小説に親しめる。
  • グーグル・スカラーで文献やリサーチ・ペーパーを検索・閲覧できる。
  • アマゾンを使えば必要なものをすぐ、宅送してもらえる。
  • グーグル翻訳で手軽に、馴染みない言語でも、文書の概略は掴める。

あくまでもツール。ここを間違えない様に、子供達を指導したいものです。

マインドコントロール

スマホやソシアルメディアが、子供達のこころの健康に悪影響を与えている。

これは、疑いのない事実です。

スマホ依存症からお子さんを守るのに、ご家族にできることを考えてみましょう。

まずは、ソシアルメディア業界に目を向けると、Google社の、元product manager、Tristan Harris氏にたどり着きました。デジタルをethicalに使おうという活動を展開されています。

広告ビジネスモデル

ソシアルメディアは、収益を得るために広告を使っています。つまり、企業収益を増やすには、消費者に、できるだけ、長い間、サイトに居てもらう必要がある訳です。

スマホ・ユーザーの関心を捉えれば、捉える程、儲かる仕組みですから、Googleなどのテクノロジー企業は、収益をあげるために、何千人のIT技術者を雇い、ユーザーの健康など配慮せず、心理学を使ったマインドコントロールで、人々をプログラムし、ユーザーのサイト滞在時間を伸ばすこと(⇒お金になる)だけに注力。手段を選ばぬ経営を続けてきたそうです。

A handful of people working at a handful of tech companies steer the thoughts of billions of people every day, says design thinker Tristan Harris. From Facebook notifications to Snapstreaks to YouTube autoplays, they’re all competing for one thing: your attention. Harris shares how these companies prey on our psychology for their own profit and calls for a design renaissance in which our tech instead encourages us to live out the timeline we want.  引用元:TED Talks channel

スマホがあなたの人生をコントロールしている

短い人生の大切な時間。スマホと睨めっこでは、家族に今、何が必要なのか。理解することはできません。

子供達は、相手の痛みのわかる優しさを身につけることはできません。

スマホを手放す恐怖心・恐れ・不安・孤独感・孤立・嫉妬・落ち込み・抑うつ感に襲われるスマホ中毒。スマホ依存症を未然に防止、すでに、その傾向のある方なら、スマホ依存症の改善が必要です。

SNSが人生の貴重な時間を奪っているのですから、メッセージ着信音やいいね!の数に一気一憂することのない様、早急なスマホ離れが必要でしょう。

デジタルの急速な浸透で、未だに有益な使い方を学ぶ途上にある私達。テクノロジー企業の策略にはまらない知恵を、親子で育てたいものです。

ソシアルメディアが思考や意思決定を左右する恐怖!

数年前、トランプ大統領就任後、ヒラリー・クリントン議員が、BBC のGraham Norton Showに出演、選挙中には、Facebookを使ったロシア絡みのFake Newsが氾濫し、例えば『ヒラリーが、○○にあるピザ・レストランの地下で子供達の人身売買の仲介をしている』『米国の○○地域で、多数が参加し、反クリントン・デモ中!』(実は、ロシア人がロシアで撮った動画のフェイクニュース)など、ネガティブ報道が山ほどあったと、お話をされていました。

これは、ソシアルメディアを使う人々の注意を喚起し、人々の思考をコントロールしようという企て。政治の分野まで浸透する、恐ろしいマインドコントロールに他なりません。

なにが真実なのか・・何が、フェイクニュースなのか・・・

フェイクニュースが暴走するソシアルメディア。

かつてのナチスドイツのような流れにならない様に。取り扱いには注意が必要です。

人としての一番大切な『常識』を思い出して

  • 相手を思いやる心
  • うちに秘める仏性=真我=神に気づく
  • 目の前の方に真摯に向き合うコミュニケーション
  • フェイクニュースに踊らされることのない知性
  • 乱暴な言葉使いや行為は避ける

コミュニケーション・スキルの衰退

Mindfulnessブームの影には瞑想アプリがあるそうですが、瞑想は静かに自分に向き合う時間。うちに意識を向ける流れの中で、アプリは邪魔以外の何者でもないはずです

そして、会話です。

一人の時にスマホを見ているのはまだしも、恋人同士・親子・友達が一つの場にいる時には、意識を集中して、相手の話に耳を傾けてください。相手に対する思いやりをもって穏やかに接してください。もし、相手に興味がないなら、その場を離れる方が失礼になりません。

人と人が目を見ながら、相手のエネルギーを感じ、語り合う大切なコミュニケーション能力。ソシアルメディアは、私達のこの大切な能力を、奪いかねない存在となっています。

すでに、ドイツの著名な精神医学教授・脳科学者マンフレッド・スピッツァー博士は、デジタル機器の使用が認知能力に影響するとの研究結果を発表しています。

スマホ中毒。つまり、スマホを手放す事が怖く、寝る間を惜しんでSNSやゲームを続ける子供達。パソコンによる学校教育。デジタル・メディアが子どもの思考能力の低下を招き、脳を蝕んでいる。デジタル・ディメンシア(デジタル痴呆障害)として警告を発しています。

デジタル・ネイティブ世代の成長で、脳の発達の変化、感情表現の変化。科学が、これから、その実態を検証してゆくことでしょう。

テクノロジーは人生を豊かにする

使い方を制限すれば、デジタルは素晴らしいツールです。

IT技術者の中には、Tristan Harris氏のように、ご自身の内なる声を受け止めて、知性的にデジタルを使おうという行動を起こしている方もいらっしゃるのは、心強い限りです。

まとめ

短い人生の大切な時間をどう使うかは、あなた次第。

多くの方と交流し、国内はもとより世界各国を旅し、自然と触れ、人々と触れ合い、五感を使って生きるのか。スマホのスクリーンの意味のないメッセージや動画に一喜一憂して、スクリーン漬けの人生を送るのか。

さて、あなたは、どちらを選びますか?

♥  人生を楽しみたいと前者を選ばれた方々へ

スマホ依存症の傾向を若干でもお持ちなら、是非、デジタルから離れるリトリートを体験なさってください。日常生活を離れ、テレビばかりか、携帯もPCもiPadもない環境に身を置く。

静かに心を内側に向けてゆくと、人生の意味を見出し、心地よい穏やかさが訪れるものです。